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新型コロナウイルス、家庭内備蓄量を通常の最大2週間に戻します。 [番外編]

(この記事について)
 この記事は、令和2年2月9日(日)に書いた家庭内備蓄量2ヶ月分との記事に対する終息宣言としての記事です。


(状況)
 コロナ騒動により通常から備蓄を持たない世帯や外食に頼っていた世帯が一斉にスーパーやホームセンターに殺到したために店舗の商品供給能力を超える事態となりました。
 また、予想以上に転売屋が多数出現したことにより、実需要を大幅に超える形での買い占めが発生しました。
 しかし、5月に入り、アジア各国や中国からの海上輸送コンテナによる流通回復、国内供給体制の強化などにより流通がほぼ正常化しつつあります。


(家庭内備蓄量は通常の最大2週間分に戻します)
 このような状況を考慮して、2月の記事で示した「最大2ヶ月分」の備蓄の警鐘を終了したいと思います。
 今後は、通常の備蓄体制である「都内在住の場合には最大2週間分の備蓄」とします。


(備蓄した食材等は今後2ヶ月から4ヶ月程度の時間をかけて消費して下さい)
 備蓄した食材は、消費期限(賞味期限)が近いものから今後数ヶ月間で消費して行って下さい。


(買い物は野菜や肉類中心でお願いします)
 備蓄した食材は、保存期間が長い、米類、パスタ類、お餅、カップ麺、小麦粉などは、新たな購入を控えて、備蓄した食材の消費に力を注いで下さい。食材は、野菜や肉類などの保存しにくいものだけを消費できる量だけに限定して購入して下さい。

 衛生用品に関しても、供給増強の効果が6月以降に店舗でも反映して来ます。今購入すると定価に近い価格になります。備蓄が十分にある場合には、6月以降まで待ちましょう。供給が追いつけば、値段が必ず下がり始めます。


(都内における家庭内備蓄量2週間の根拠について)
 首都直下型大地震が発生した場合、高速道路、鉄道、港湾設備、一般道路などが大きく破損し、暫定復旧するまでに7日から14日かかると言われています。
 スーパーやコンビニなどの店舗在庫、流通在庫、そして市区町村の備蓄食料などを合わせても7日から10日前後と推定されています。
 つまり、介護が必要な家庭においては、14日程度の備蓄食料があれば、持久戦で持ち堪える事ができると推定されています。


(介護に実際に飲食できるもの中心が望ましい)
 介護家庭における通常の備蓄と異なる点は、介護用品を備蓄する必要がある点です。
 また、食事に関しては、要介護者が飲食できるものである必要があります。そういう意味では日頃からインスタントラーメンやそば類、米類などで非常食などが口に合うかどうか定期的に調理して確認しておく事が望ましいです。


(今後は物不足は解消し、過剰商品の流通が始まる)
 6月7月頃には、物不足は解消するでしょう。
 一方、過剰商品の流通が始まります。一例を挙げると、最近は安価で良質なイチゴが流通しています。その理由は、観光いちご園が集客できないためにスーパーなどに大量に供給しているためと推測されます。
 東京の場合、長野県や群馬県などから野菜類の供給を受けていますが、作業者の確保状況により供給が毎週変動する事が予想されます。つまり、作業者が確保できた時は大量供給され、作業者が確保できない時には商品が届かないなどの事象が起きやすくなります。
 消費者側も毎週同じものを機械的に購入するのではなく、安くなっている野菜類を購入するようにしたり、数量が少ない(価格が高くなっている)野菜類は見送るなどの協力ができると望ましいと思います。


(週刊誌ネタに付き合わないように)
 食糧や雑貨類などに関して、世界的な供給不安を煽るような記事がそろそろ週刊誌を賑わすようになると思います。
 使い捨てマスクが市場から無くなった結果、繰り返し使えるマスクを自作したり、販売するようになりました。今の日本は代替品を作る事が出来ます。一時的に物不足が発生しても代替品で対処することで混乱を最小限に抑える事が出来ます。
 週刊誌ネタは、不安にすることで週刊誌を買ってもらう事が目的です。日本全体では、食料も水も石油も十分に備蓄してあります。週刊誌ネタは代替品を使わない場合を前提としていますので、余り信じないで下さい。ちなみに週刊誌のライターは政府に呼ばれるような専門家ではありませんので、あくまでも関心を持つためのきっかけ程度にしておくのが望ましいです。


(参考)2ヶ月分の備蓄、感染防止について
https://kaigoproject.blog.ss-blog.jp/2020-02-09


よろしくお願いします。






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