適切な介護用品を選定する、介護用の靴を探す

　要介護者（介護を受ける人）は、だんだん普通の靴を履くのが難しくなってきます。それは足の筋力が弱くなってきたり、足にむくみ（浮腫）が出るようになったり、手を使うのが難しくなったりするためです。

（中略）

　東京都内在住の私は都内のいろいろな場所を探しました。現時点では浅草の商店街の中のある靴屋さんにだけ多数取り揃えている店を見つけました。その店では介護靴が各サイズあり、介護靴の色もいろいろありました。浅草には靴メーカーや靴問屋が多いことが理由かもしれません。

（電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋）

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介護はプロジェクト: 在宅介護で最後まで過ごすための知恵と勇気

• 出版社/メーカー:
• 発売日: 2017/03/12
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適切な介護用品を選定する、車椅子の選定

　車椅子にもいろいろな種類があり、選定基準を作って要介護者（介護を受ける人）と介護家族者（介助者）にとって都合が良いものを選ぶ必要があります。
　車椅子を要介護者が自分で動かすかどうかを検討する必要があります。普通、車椅子にはハンドリムと呼ばれる自分で車輪を回すための輪がついています。しかし、要介護者の腕力が弱い場合、制御できずに暴走する危険があります。介護用の車椅子の場合、ハンドリムが無いタイプもあります。使用環境を想像して、要介護者が使いこなせない場合にはハンドリムが無いタイプを選択します。

車椅子の選定作業は、他にも電動式かどうか、車椅子の大きさ、使用環境、デザインなどの検討課題を洗い出します。

（電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋）

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適切な介護用品を選定する、要介護者にその気になってもらう

　初めて歩行器（押し車）を使うことになった時の話です。母は、自分が介護用品のお世話になるなんて想像もしていなかったようで、当初、とにかく反対、拒否、反対の繰り返しでした。さあ、どうしたものか？と思っていたら、担当になったケアマネージャー（女性）がほめる、ほめる、ほめる。
　そのケアマネージャーさんは、母が「これならいいかな」、という風に思っていた歩行器を探して介護業者に持ってきてもらいました。母もだんだんその気になってきて、最後に、私に向かって「似合う？」と聞いてきました。私は、「ああ、服装とよく似合っているよ」と言うと、機嫌良さそうにして歩行器を使って歩き、歩行器の手続きを最後まで聞いていてくれました。その後、普段出かけるときに積極的にそのお気に入りの歩行器を使うようになってくれました。

（電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋）

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適切な介護用品を選定する、介護用オムツもいろいろある

　高齢になるとおねしょやお漏らしが多くなります。その原因は様々です。おしっこを我慢する筋肉がだんだん弱くなり我慢しきれなくなる場合、常用薬の利尿作用によりおしっこしたくなる場合、おしっこがしたいと気が付いてトイレに向かうのだけれども体がよろよろとしか動かないために間に合わない場合、などです。
　要介護者（介護を受ける人）もプライドがありますから最初は介護オムツに抵抗します。しかし、普通のパンツを汚すようになるとやっぱり必要だと認識して介護オムツをはいてくれるようになります。

　介護オムツにも実は奥深い種類がたくさんあります。まず体型に合わせ大中小（LMS）のサイズがあります。パッド系とパンツ系があります。パッド系は普通のパンツに貼り付ける場合と介護オムツに貼り付けるタイプがあります。

　大人用介護おむつは、種類が豊富です。用途に応じて適切に選ぶ必要があります。水分吸収量によりオムツの種類が変わります。

（電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋）

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