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救急車を呼ぶ手順、救急搬送後も説明は続く [救急車を呼ぶ手順]

 要介護者(介護を受ける人)を緊急搬送を開始した後も、必要があれば救急隊が救急車の車内で介護家族者(介護をする人)に質問をしてきます。簡潔に現在の病状、過去の症状、診断記録などの情報を提供できれば提供します。
 病院に到着後は、看護師から在宅時の状況について説明を求められたら、分かる範囲で回答します。
 かかりつけの病院があれば、その病院で診察を受けている病気についての説明と病院名などの情報も提供します。
 説明が終われば、一旦病院の事務窓口に行って入院などの手続きを行うことになります。ここまで終了した時点で他の親族に対する連絡を行うことができるようになります。
 救急車の中でも救急隊から使用許可が出れば、携帯電話(スマートフォン)を使用できる時もあります。連絡できるのはせいぜい1、2か所になるでしょう。
 緊急処置や緊急手術が終わった時点で、担当医師から状況説明があるでしょう。

(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)

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介護はプロジェクト: 在宅介護で最後まで過ごすための知恵と勇気

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  • 発売日: 2017/03/12
  • メディア: Kindle版


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救急車を呼ぶ手順、説明すべき点を訓練する(119番) [救急車を呼ぶ手順]

 119番に電話した経験が無い方は多いと思います。どんな風に応対するかを知っておくと、説明する際によどみなく単語が出てくるようになります。事前に訓練を重ねることで実際に行動する時の遅延時間を最小にします。
 以下は私の経験に基づく東京都区部における事例です。
 119番通報すると、最初に救急か火事かを尋ねてきます。そこで、明確に「救急車による救急搬送依頼」と告げます。そして氏名と救急車が向かうべき住所を伝えます。
 次に搬送すべき人の氏名、性別、年齢、症状(例:脳梗塞)などを伝えます。伝える時のしゃべる早さはゆっくり気味にして、大きな声ではっきり分かるように話して下さい。
(例:富士 太郎、男、88歳、左側の手足が動かなくなりました)
 ここで、症状について消防隊員から詳しく説明を求められます。電話の指示に従って作業を行い、結果を簡潔に答えます。例えば、脳梗塞の症状が現れた時に、消防隊員から「声かけをして反応がありますか?」とか「左手を握って握り返しがありますか?」といった質問をされますので、実際にやってみて、その結果を分かる範囲で伝えます。

(中略)

 救急車に来て欲しい場所(住所)が分かりにくい場所であれば、事前に説明出来るようになっていると良いです。
 消防署も参加する地域祭りに行った際に、消防署員に119番通報する時の手順について尋ねてみてください。救急隊か通信司令室勤務の経験のある署員がいれば、実際の手順について教えてくれると思います。その際に、消防署員を相手に119番の会話訓練をお願いして、言葉がよどみなく出てくるように訓練を重ねます。住宅地の中など、自宅がわかりにくい場所にあるなら、自宅が表示された地域地図(町村地図)を用意して、自宅を示して救急車の進入ルートについて消防隊員と簡単に到着できるかを検討してみてください。

(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)

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介護はプロジェクト: 在宅介護で最後まで過ごすための知恵と勇気

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救急車を呼ぶ手順、搬送時間を短縮する [救急車を呼ぶ手順]

 以下は、私の経験に基づくものです(東京都下)。
 救急車を呼んでから要介護者(介護を受ける人)の診察に必要な物品を用意しているとそれだけで数分のタイムロス(無駄時間)が発生します。また、介護家族者(介護する人)も夜間の緊急搬送の場合、自分自身の着替えと貴重品(現金、財布、カードなど)の準備を速やかに完了しなければなりません。
 そこで最初からそれらをまとめておくことをお勧めします。要介護者の常用するかばんには、重要物品をいつも入れておきます。他にも常用薬がすぐに取り出せる状態なら、一緒に持っていきます。
 要介護者に入院歴があり、その時の診断書やリハビリ中のリハビリ施設から出された月間報告書(計画書)などの医学情報の資料があれば、それらも書類封筒に入れておいて、携行可能なら一緒に持ち出します。
 介護家族者が外出する時の格好(洋服、ズボン、靴下など)は、いつでもすぐに取り出せる状態にしておきます。時間のある時に実際に着替えを全力で試してみて、2分以内で完了するようにします。カバンは大きめのもので、ザックでも良いです。必要なものを放り込めるものを用意します。
 消火確認、家電品の電源切り、戸締りも迅速にできるようにします。これらも訓練を繰り返し、1分でできるようにします。

 他にも準備すべきことはありますが、まずは上記のことだけでも訓練しておけば、いざという時に役に立つでしょう。

(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)

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介護はプロジェクト: 在宅介護で最後まで過ごすための知恵と勇気

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救急車を呼ぶ手順、救急隊の手順 [救急車を呼ぶ手順]

 要介護者(介護を受ける人)の状態が悪化した時に救急隊がどのように動くかはあまり知られていません。どんな準備をしておく必要があるかをもっと積極的に広報されても良さそうなものです。なお、総務省消防庁のホームページには、”救急車を上手に使いましょう”が紹介されています。インターネットで調べて下さい。
 以下は私の経験に基づく、東京消防庁救急隊の対応例です。
 119番通報を行うと、出発した救急車から通報者に詳細な状態についての確認電話が入ります。そこで、現在の状態、119番通報した症状、既往症、など質問された項目について答えていきます。自宅の場所がわかりにくい場合、救急車の進入経路を尋ねられる場合があります。進入経路を説明できる時には説明します。救急隊が到着したのがサイレンなどで分かった時には、玄関を開けて、救急隊員を室内に案内します。
 救急隊員は要救助者の状態確認を始めますので、電話で説明しきれなかった情報をここで簡潔に救急隊員に説明します。特に119番通報した一番の理由を具体的にここで説明します。救急隊により搬送すべきとの判断が下されると要救助者を救急隊員が救急車に搬送します。通報者は、要救助者の保険証、お薬手帳、貴重品(現金、財布、カバンなど)などを速やかに準備して、ガス・ストーブ類の消火確認、家電品の電源切り、戸締りをして救急車に急行します。
 救急隊員は、要介護者のかかりつけの病院があれば、そこから受け入れ可能の打診を始めます。受け入れを拒否された場合には順番に受け入れ可能な病院を探します。

 受け入れ病院が見つかると救急車は出発します。

(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)

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救急車を呼ぶ手順、どの時点で救急車を呼ぶか [救急車を呼ぶ手順]

 要介護者(介護を受ける人)が高齢者の場合、救急車をどの時点で呼ぶかは非常に重要な問題です。何でも無い時に救急搬送した場合、医師は安全確認のために最低数日間の入院を求めるでしょう。介護家族者(介護をする人)は要介護者から不必要に救急車を呼んだことを責められるかもしれません。一方で、救急車を呼ぶタイミングが遅れると命に関わる状況となります。
 要介護者の病気・怪我・老化状況は千差万別です。介護家族者は、要介護者の健康状態に基づいて、可能性のある病状悪化のパターンをある程度想定しておきます。
 救急車を呼ぶ判断がつかない状態の場合には、救急相談センターに問い合わせます。インターネットで検索すると救急相談センターの電話番号が出てきます。そこに電話して、症状を伝えて救急車を呼ぶべきかどうかの判定をしてもらいます。
 私が自分で決めた要介護者の緊急手順では、要介護者が自力で病院に向かうことが困難な状況になったと判断したら、救急車を呼んでいました。仮に空振りだとしても、これなら客観的に見て、許される範囲だと思うからです。
 私が自分の基準で救急車を呼んだ時、母が病院に行きたくないと主張していたことが何回かありました。しかし、いずれも緊急入院(手術、治療)しなければならない状態でした。

(中略)

 東京都下での私の経験としてですが、119番通報してから病院に到着するまでに時間短縮の努力をしても25分程度はかかります(状況によっては40分)。通報してから病院に到着するまでにどのくらいかかるかを介護家族者は”自分達の場合はどうなるか?”として意識しておいて下さい。

(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)

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