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居間・寝室の改善、古新聞を活用する [居間・寝室の改善]

古新聞で負担軽減
1. 要介護者の着座位置の半径1メートルに古新聞を広げる
2. 汚したら、そのまま閉じて廃棄する
3. 新たな古新聞を展開する
4. 火気厳禁

 要介護者がデイサービスを利用せずに在宅中はほぼ居間で過ごす場合、課題の一つは、食べ物かすなどのゴミが増えることです。
 要介護者にもよると思いますが、高齢になるに従って、指・手・腕の動きが自分の思うように動かなくなります。そして、食べる時に口元から食べ物かすがこぼれやすくなります。また、飲み物をこぼしたり、コップを倒すことも増えていきます。
 そこで、掃除負担を減らすために古新聞を活用します。
 要介護者の着席位置の半径1mくらいの床に古新聞(朝刊)2部程度を広げて配置します。見た目が気になる場合には、シーツを上から被せます。その上に椅子やテーブルを戻して要介護者に着席してもらいます。
 古新聞を使うメリットは、汚した時には、折りたたんで廃棄するだけで済む点にあります。例えば、飲み物をこぼして汚した時には、古新聞を交換するだけで清掃が完了します。このため、雑巾がけをする場合と比較した時に作業負担が非常に軽くなります。
 古新聞は汚れが目立たなくても、通常の掃除の際に定期的に交換し清潔な状態を維持します。
 この方法は古新聞を使用するので、火気厳禁(タバコ禁止)です。

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居間・寝室の改善、連絡手段を確保する [居間・寝室の改善]

屋内連絡手段としては
1. インターホン
2. ブザー・呼び鈴
3. 呼び出しチャイム
4. 固定電話・携帯電話・スマートフォン

 要介護者と介護家族者が同居している場合でも、一日中一緒に過ごすことは少ないと思います。要介護者の自立心が強いからこそ在宅介護を要求するのです。家族といえでも用が無い時は、要介護者が一人で過ごすことになります。
 要介護者が一人だけの場合、体調が悪くなった時や要介護者が用事を介護家族者に頼みたい時の連絡手段を確保する必要があります。
 大声で呼べば聞こえる場合でも連絡手段は必要です。声が出せないような急変が発生した時のことも考慮するべきだからです。
 連絡手段を選択する時に重要なことは要介護者がその機器を使いこなせることです。ブザーやインターホン、スマートフォンなどを試してみて、要介護者が使える機器を選択します。
 固定電話でボタン一発で介護家族者の携帯電話につながる機能があるなら、そういうボタンを活用するのも良いでしょう。
 音が鳴る機器の場合、住環境(壁が薄い、夜中・早朝の時間帯)によっては近所迷惑になる可能性もあります。
 呼び出し手段を確保したら、要介護者と介護家族者の間でどんな時に呼び出して良いかを話し合って下さい。介護家族者が要介護者からしょっちゅう呼び出されて他の作業ができない、といったことにならないようにするためです。
 体調の変調の場合には、無条件ですぐに呼び出すように約束します。また、夜中以外は、1時間に1回程度ならどんなことでも呼び出しても良いことにしておくことを勧めます。これで1時間に1回の割合で要介護者の状態観察を行うことができるようになるからです。
 呼び出し手段の確保は、要介護者の体調の悪化を迅速に把握するためです。呼び出されたら、できるだけ早く要介護者の状態を確認するようにして下さい。ほとんど空振りですが、たまに観察(状況によっては緊急搬送)が必要な状態の時があります。
 介護家族者は呼び出された後、要介護者の状態確認を最初に必ず実施します。要介護者の状態確認が終わったら、呼び出された用件の作業に取り掛かります。

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居間・寝室の改善、使う物の置き場所を決める [居間・寝室の改善]

散らかったら戻す
1. リモコンの置き場所を決める
2. 薬(本日分)の置き場所を決める
3. ペン・メモ帳・小型ハサミの置き場所を決める
4. 封筒類・書類の置き場所を決める
5. 新聞の置き場所を決める
6. 小物類の配置は安全性を考慮して決める
7. 小さいゴミ箱を複数配置する

 使った後でそのまま置いておくと物は隠れていきます。その結果、いつも物を探すことになります。そして物品が多い居間・寝室の場合、そのたくさんの物品の中に物は埋もれていきます。
 机や台の上に配置する小物類も大体の置き場所を決めます。そして置き場所以外の場所にある小物類を元に戻します。
 これは、要介護者の性格にもよるとは思います。たぶん、何かの作業に熱中するあまり、今取り組んでいる作業に関係がなくなった小物類はそのまま放置されるのでしょう。
 介護家族者は気がついたら、小物類は元の場所に戻しておきます。こうすることで要介護者は一人で過ごす時間帯に必要な小物をすぐに所定の場所から取り出せるようになります。
 介護家族者が小物類を片付ける目的は、要介護者が一人でいる時間に何をして過ごしてたかを推定できるからです。また、小物類を片付けるという名目があれば、定期的に介護家族者の部屋を見に行く口実にもなります。もちろん、要介護者が自分で片付ける、と主張するなら無理に片付ける必要はありません。また、要介護者が協力してくれるなら一緒に片付けます。
 居間の小物は、要介護者が着席する位置を中心に配置します。ゴミ箱は小さな箱を複数用意します。手近な場所のゴミ箱にゴミを廃棄できるようにした方が要介護者には使い勝手が良いからです。ゴミ箱の中のゴミの種類を確認すれば、一人で過ごしていた時の状況がわかります。例えば、ティッシュのゴミが多かった場合、風邪をひいた可能性を推測することができます。
 よく使う小物類は、2つ、3つ用意しておきます。例えば、マジックをよく使うと分かっているなら、2、3本色違いで配置しておけば、要介護者から喜ばれるでしょう。ティッシュを2つ配置しておけば、使い切ってしまった後のことを心配しなくて済みます。

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居間・寝室の改善、掃除はできる範囲で [居間・寝室の改善]

掃除のポイント
1. 物品が多い場合には、可能な範囲で掃除する
2. 電源コードは電気製品の電源を切った上でコンセントから抜いて乾拭きする
3. たこ足配線の電源コードも乾拭きする
4. たこ足配線の電源コードは容量(アンペア)の確認をする。ケーブルが傷んでいたら交換する
5. クーラー・暖房機も掃除する

 要介護者は体を動かすのがだんだん疲れるようになると、寝室や居間の掃除をしなくなります。ある程度掃除しておかないと不衛生になります。そこで、介護家族者は定期的に掃除するようにします。
 物品が多い部屋の場合、部屋の掃除は限定された場所しかできないかもしれません。それでも可能な範囲で物品をずらしながら掃除していきます。掃除機・ホウキ・絞った雑巾と使える掃除道具で対応します。
 要介護者は、一度使い始めた電化製品を何年もそのまま使い続けます。このため、電源コードが何年もコンセントに接続されたままのことがあります。コンセントの接続部分にホコリが溜まると静電気から発火・火災になる危険があります。また、たこ足配線の場合も容量を超える使用は火災になります。さらに、長年使用しているとケーブルが傷んで火災になることがあります。
 電気ケーブル類は一度全部抜いて安全な状態か確認します。この作業は定期的に実施します。
 延長ケーブルによるたこ足配線は、延長ケーブルの劣化も考慮して配線容量の60%を上限として電気機器の接続を行います。例えば1500Wまでとなっている延長ケーブルなら900Wまでの電気機器の接続に制限します。延長ケーブルが古かったり、傷んでいたら、すぐに廃棄するべきです。わからない点については電気店に相談してください。
 クーラー(エアコン)は高い場所にあるため、要介護者による掃除は難しいと思います。介護家族者が定期的にフィルターの掃除をします。
 掃除は要介護者の動線を基準に実施します。自宅に使っていない部屋や納戸などがある場合には、掃除回数を大幅に減らすなどの処置により介護家族者の作業負担を軽減します。ガラス戸の拭き掃除も要介護者の居間などに重点をおいて、他の場所の掃除は必要最低限にします。
 掃除は作業基準を高くするといつまでも終わらない作業となります。そこで、要介護者の安全・健康の視点で必要なものに限定して実施するようにしてください。家族による介護に直接関わらない部屋や場所の掃除は出来るだけ実施回数を減らしていきます。
 要介護者の使用する寝室・居間の掃除は、要介護者がデイサービスやリハビリクリニックなどに出かけている時に介護家族者(またはホームヘルパー)ができる範囲で実施するようにします。その際、優先すべきは要介護者が拠点とする位置(座席)の周囲1メートルです。ここだけでも清潔さが維持できれば、要介護者からの不満は出にくくなります。

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居間・寝室の改善、不用品をまとめて移動する [居間・寝室の改善]

整理整頓が難しい
1. 日常使わないものを特定する
2. 日常使わないものは箱に入れて別の部屋へ移す
3. 生活空間が確保できるまで重要度の低い物品は箱に入れて移す
4. 動線を考慮して家具を配置する
6. ケアマネージャーと相談しながら片付ける

 居間、寝室に色々な物品があると、歩きづらいし、座りづらいし、過ごしにくくなります。しかし、要介護者は無意識に物を溜め込んでいる場合があります。そこで、介護家族者はある程度片付ける必要があります。
 部屋の片付けは、救急隊の活動を想定して行います。例えば、寝室・居間で過ごしている時に体調が悪化して救急車を呼んだ時に救急隊(2名)が要介護者を円滑に搬出できる程度に空間を確保しておきます。
 まずは、毎日使うものを特定します。衣類、身に付ける物、ペン、紙など毎日観察していると使用しているものと不用品はだんだんわかってきます。とりあえず不用品と思われるものを箱に入れて別の部屋へ移動します。箱には必ず年月日を入れておきます。要介護者にとって必要な物なら、その箱の中の物を取り出します。そうでないなら、きっとそのままでしょう。
 不用品を別の部屋へ移すことで生活空間を確保できるようになります。ある程度広い生活空間が確保できたら、要介護者の動線を検討します。歩く際に伝え歩きが必要なら家具の配置で伝え歩きができるようにします。部屋の中の物品で伝え歩きが難しいようなら介護用品をレンタルします。
 片付けをする際には、ケアマネージャーに助言を求めます。ケアマネージャーはたくさんの要介護者の部屋を知っています。ケアマネージャーはどの程度片付ければ介護生活に支障が無いかを助言してくれます。
 収集癖のある要介護者の場合には、毎日少しずつ物品を溜め込んでいきます。増えた不要な物品を見つけたら、少しずつ別の部屋に移していきます。要介護者に対する注意(警告)ですが、たぶん、効果は無いと思います。片付けは、要介護者からも不平・不満が出やすい作業です。不用品は黙って少しずつ移動するようにします。
 不用品が増えないようにするには、要介護者と何かを増やすなら別の物品を別の部屋に移動する、ということを約束しておきます。どうしても何かを手元に置いておきたいと要介護者から主張されたら、別の物品を搬出することの了解を取るようにします。このようなやり取りを通じて、要介護者が考える重要な物品がわかってきます。
 ホテル(旅館)のような清潔さを常に保つ必要はありません。ある程度散らかっていても要介護者の安全に関わる状態でなければ問題ありません。
 私と母の場合、毎月、ケアマネージャーさんが来る予定日の数日前から二人でせっせと居間・寝室の掃除をしていました。

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