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トイレを快適にする、外出先の公共トイレにも気を配る [トイレを快適にする]

障がい者用トイレのチェック項目
1. 要介護者が使用する前に汚れ、水の流し忘れを目視確認する
2. 汚れていたら、トイレットペーパーで拭き取り、水を流す
3. 床がおしっこなどで汚れていたら、古新聞を敷いて水分を吸収させる
4. 要介護者のトイレが終わったら、汚れが無いか再度チェックする
5. 忘れ物が無いか確認して、退出する

 障がい者用トイレは、車椅子が使うために広く、清潔な場合が多いですが、使ったままの状態の時がたまにあります。要介護者の機嫌が悪くならないように、入室時に汚れチェックを行います。
 要介護者を出入り口付近で30秒だけ待つように伝えて、介護家族者が先に便器の前に移動します。
 チェックする項目は、便座や手すりが汚れていないか、便器に流し忘れが無いか、床がおしっこで汚れていないか、になります。
 便座や手すりが汚れていたら、備え付けのトイレットペーパーで拭き取ります。
 便器に流し忘れがあれば、何も言わずに水を流します。要介護者が気が付くと不快な雰囲気になるので、声に出さない方がいいと思います。
 床が濡れていると、ズボンを下ろした時に、ズボンが床に接触して濡れてしまう可能性があります。また、床が濡れていると滑って転倒する危険があります。古新聞(朝刊)を携行していれば、古新聞を敷くことで水分を吸収させることができます。トイレ使用後に、使用済みの古新聞はたたんでゴミ箱に捨てます。
 要介護者のトイレが終わりましたら、要介護者をトイレの外に誘導したところで30秒だけ待つように伝えます。再び介護家族者は便器の前に移動して、最初と同じチェック事項を確認します。
 忘れ物が無いことを確認して、トイレから退出します。
 最後に障がい者用トイレに関して注意があります。最近、障がい者用トイレをマラソンをする若い人が着替え用に使ったり、休憩場所に流用するケースがあります。使用中の場合、いつまでも待たされることがあるので、普通のトイレが利用可能な場合には、普通のトイレに要介護者を誘導した方が良い場合もあります。

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トイレを快適にする、トイレを汚しても怒らない [トイレを快適にする]

トイレを汚しても良い空間にする
1. 汚れる範囲を想定する
2. 汚れる範囲に対策を実施する
3. 要介護者に協力を求める
4. 「汚すならトイレでお願いします」と伝えておく
5. 汚しても怒らない
6. 汚れたら直ちに清掃する

 在宅介護の場合、おしっこ・ウンチの取り扱いが難しい課題の一つです。要介護者の足が悪くなってくると、数メートル先のトイレまでの移動に数分かかります。その結果、間に合わなくてお漏らしをしてしまいます。要介護者は汚した介護オムツをしている場合、不快な状態に耐えられずに介護オムツをベットで脱いでしまう場合もあります。
 在宅介護をする上でおしっこの臭いに耐えられない場所は、寝室と居間です。寝る時・食事をする時におしっこの臭いがすれば、ストレスになります。一方でトイレは臭くても我慢できます。トイレなら芳香剤を大量に使用できます。そして、窓を開けて換気すれば臭いも薄めることが容易です。
 要介護者にはトイレが間に合わない場合でもトイレに行って汚した介護オムツを脱ぐように協力を要請します。トイレの中は汚れることを想定して古新聞を床に敷いておきます。古新聞(朝刊)を何枚も広げてトイレのサイズに合わせます。古新聞を使用した方がトイレの管理は非常に楽になります。マット・カーペットを使用するのであれば、予備のマット・カーペットを数枚用意しておいて、都度交換します。
 要介護者のおしっこで古新聞を汚すかもしれません。また、汚した介護オムツも便座の横に置いてあるかもしれません。見回り(点検)の際に汚れ物を発見したら、直ちに汚れ物を撤去します。汚れた古新聞もビニール袋に入れて廃棄します。汚物が壁に飛び散り、ハネなどがあれば、トイレットペーパーか雑巾で拭き取ります。その上で新たに古新聞(マット・カーペット)を敷いて清潔な状態に戻します。
 古新聞をトイレに敷く理由は、汚した時の廃棄が楽な点にあります。母が住んでいた自治体の場合、燃えるゴミに混ぜて捨てることができるからです。また、古新聞は毎日発生しますので、積極的に交換できます。さらに、交換の手間は数分で済むためです。古新聞の廃棄を厳格に実施している自治体に居住している場合には、汚れた古新聞の扱いについて自治体に確認してください。汚れた古新聞を厳しく取り締まる自治体や共同住宅などではこの方法は使えないかもしれません。
 汚した場所が要介護者と約束したトイレの中だけだったら、要介護者に約束を守ってくれたことに対してお礼を言いましょう。要介護者もお礼を言われれば、次回からも汚れ物はトイレ内に残せばいいと思うようになるからです。
 寝室や居間が汚れた場合も怒ったりせずに、状況を把握した上で、速やかに清掃を実施して清潔な状態に戻します。要介護者と冷静に話ができるのなら、汚した時の状況を聞き取り、改善できる点がないかを探します。この時も要介護者を責めないように(そう感じさせないように)注意します。
 なお、夜中は要介護者の意識レベルが低下して判断力も低下していることがあります。介護家族者が要介護者の失敗に対して怒りをぶつけると、要介護者は混乱したり、落ち込んだりして事態を悪化させる恐れがあります。
 要介護者が嘆いたり、弱気な発言をするようなら介護家族者は笑顔で「気にしないでください。大丈夫ですよ」と声をかけられるようになりましょう。これだけで要介護者の精神的な負担がかなり減らすことができるようになります。また、次からはトイレに行ってから介護パンツを替えようと思うようになってくれます。
 汚物管理の負担を軽減できるようになれば、介護の負担はかなり楽になります。
 夜中に清掃作業をしなければならなくなった時には、迅速に清掃することに集中します。清掃が終わらないと要介護者も介護家族者も寝ることができないし、寝る時間が削られることになるからです。

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トイレを快適にする、トイレの改善 [トイレを快適にする]

できることをやる
1. 手すりを設置する
2. トイレットペーパーの予備を数個集積しておく
3. 交換用の介護オムツの予備を数個集積しておく
4. 夜寝る前に残量の少ないトイレットペーパーを新品に交換しておく
5. トイレの鍵はかけないようにする
6. 床に古新聞紙を広げてスリッパ不要にする
7. トイレの床に敷いた古新聞は汚れていたら、交換する
8. 本格的なトイレの改修は介護状態を考慮しながらケアマネージャーと相談して決める

 トイレットペーパーの予備がトイレの中に無いと要介護者がトイレの外に出てきて転倒事故を起こす危険があります。トイレットペーパーの予備はトイレ内に数個用意しておいた方が要介護者には安心でしょう。
 夜寝る前にトイレットペーパーの残量点検を毎日実施します。トイレットペーパーの残量が少なくなっていたら新品と交換しておきます。要介護者が夜中にトイレを使った際にトイレットペーパーが途中でなくなると、要介護者が自ら交換作業を行うことになるのですが、夜中は意識レベルが低下している場合もあり、うまく交換できずにトラブルになる恐れがあります。外した残量の少ないトイレットペーパーは、他の場所で流用するか、同じトイレで使用するなら昼間の時間帯だけ戻して使うようにします。
 トイレに古新聞を敷いている場合には、毎日、トイレの点検時に古新聞の汚れ具合を確認するようにします。数日経過した時や汚れが見える時には交換します。
 トイレの改修はお金もかかり、トイレ改修期間中は、トイレの使用が制限されます。地方自治体によってはトイレの改修費用が補助される場合もありますので、ケアマネージャーと相談して下さい。
 トイレの改修を行う場合、トイレ改修日の数日前までに必ず代用トイレの使用確認を行ってください。例えば、キャンピング用のポータブルトイレを設置する場合、要介護者に実際に試用してもらい、問題点がないかどうかを確認します。ポータブルトイレを設置する場所(例:脱衣場、風呂場)の安全の確保も行ってください。
 介護家族者は夜寝る前にトイレの点検を行います。点検項目はトイレットペーパー・介護オムツの補充・交換とトイレ内の清掃状態(汚れのふき取り)の確認です。こうすることで、夜中・翌朝にトイレ確認をした際に要介護者のトイレの使用状況を容易に把握できるようになります。

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トイレを快適にする、現状のトイレを検証する [トイレを快適にする]

トイレの現状を確認する
1. 出入り口に段差がないか、段差があるなら昇降可能な高さになっているか
2. 体を安定させるための手すりがあるか
3. トイレットペーパー・介護オムツの予備はトイレ内にあるか
4. トイレ用のスリッパを使用しているか
5. トイレ用の鍵を使用しているか
6. 要介護者からトイレの不満、要望を聞き取る

 トイレは毎日必ず数回は利用する重要設備です。トイレをどのように使っているかを確認しておくと、要介護度が高くなった時の対策も立てやすくなります。
 まず、トイレに段差があるか、あるなら昇降可能かを確認します。高齢者で足が悪くなってくると10センチくらいの段差でも上り下りができなくなる場合があります。現在は問題がなくても、将来問題になる可能性があります。
 次にトイレ内の手すりを確認します。手すりが無いとバランスを崩した時に体を支えきれず、そのままトイレの狭い場所に転倒します。手すりの調査は、トイレメーカーのショールームに行くとどんな設備が必要かわかるでしょう。狭いトイレの場合でも便座からの立ち上がり用に手すりの設置を検討します。
 トイレにトイレ用のスリッパを置いて使用しているお宅も多いと思います。しかし、このスリッパを履く動作も要介護者にとっては大変だったり、難しい場合があります。だからと言ってタイル張りの床に直接足を接地すると冷たくて耐えられません。そこで、古新聞を用意していただき、古新聞(朝刊)を開いて、トイレの周りに合わせて敷いて下さい。古新聞は何枚か重ねると暖かいので裸足でも寒くないでしょう。これならスリッパは必要なくなります。また、トイレの床をおしっこで汚した時は、次の古新聞に交換するだけなので、清掃が楽です。
 トイレの鍵に関しては、要介護者の閉じ込め事故を防ぐために、鍵をかけないルールにした方が安全です。要介護者と相談して、トイレの鍵をかけなくてもトイレの入室がわかる方法を検討して下さい。
 現状のまま改善できる点と工事が必要な改善点を整理します。その上で、要介護者とケアマネージャーに参加してもらいトイレの改善すべき点を決めて対応します。

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